年を取ると、体力が低下し疲れやすくなってきますよね。
脳も同じです。
20歳を過ぎると、毎日10万個づつ脳細胞が減っていきます。
30歳を過ぎる頃には、脳のゴミであるβアミロイドや老人斑が溜まり始め、脳の老化がいよいよ本格化してきます。
結果、年を取るにつれて、脳の働き、特に前頭葉の働きが悪くなり、記憶力や判断力、注意力などが低下していきます。
そこで、一体、自分の脳は何歳ぐらいなのか?
簡単に脳年齢を測定できる2つのテストを用意しました。
ぜひチャレンジして、自分の脳年齢を測定してみましょう!
※ハナタカ優越館(テレビ朝日、毎週木曜日午後7時から放送中)にて、当サイト掲載の記憶力テストが取り上げられました。
※テレビ番組等で、当サイトの脳年齢テストの使用またはオリジナルのテスト制作依頼は、toiawase@toyoda-clinic.infoまで、御連絡下さい。折り返し、お電話いたします。
(電話で問い合わせされても良いですが、診療用と同一回線のため、なかなかつながりにくいです。)
脳年齢判定テスト➀:色読みテスト(前頭葉機能テスト)
色読みテストとは、脳の司令塔と呼ばれ、記憶力や注意力、判断力や思考力など様々な脳の働きに関与している前頭葉の働きを調べるテストの1つです。
テストの受け方
・漢字の読みに惑わされずに、文字の「色」を読みます。
・すべてを間違えることなく、答え終わるまでの時間を測定します。
準備するもの
・時間を測定できるもの
(キッチンタイマー、スマホのストップウオッチ機能など)
では、まずは、練習問題です。
文字ではなく、文字の色を声に出して読んでください。
どうでしたか?
「みどり きいろ あか あお きいろ」と間違えずに読むことができましたか?
それでは、本番です。
本番では、50個の文字を読みます。
本番でも、練習と同じく、文字ではなくて、文字の色を読みます。
間違えたら、読み直してから、次の文字に進みます。
すべての文字を読み終わるまでの時間を測定してください。
準備ができたら、本番スタートです。
お疲れさまでした。
全ての文字を読み終わるまでに、かかった時間は、何分何秒でしたか?
かかった時間で、今の脳年齢が分かりますよ!
27~30秒→30代
31~36秒→40代
37~44秒→50代
45~54秒→60代
55~66秒→70代
67秒以上→→80代
前頭葉の働きが悪くなると、「ブレーキとアクセルの踏み間違い等の不注意ミス」や「人の名前や言葉がとっさに出てこず、あれ・これ・それが多くなる」「物忘れ(思い出せない)が増えてくる」といった事が起こってきます。
テストの結果が悪かった!という方は、前頭葉を鍛えるトレーニングを行い、前頭葉の働きが低下しないように心がけましょう!
前頭葉に関するオススメ記事
「ストレスで脳が萎縮する?ストレスが脳に与える悪影響と脳萎縮を防ぐ方法」
「どうやって前頭葉を鍛えるの?手軽にできる前頭葉を鍛える方法とコツ」
脳年齢判定テスト➁:即時単語記憶テスト
年を取るにつれて、だんだん物忘れを自覚するようになってきますよね。
これは、記憶力とくに記憶したことを思い出す「記憶の想起力」が低下してくるためです。
即時単語記憶テストは、記憶の想起力を測定して、脳年齢を判定するテストです。
テストの受け方
・15個の単語が順に表示されます。
・表示された単語をできるだけ多く覚えてください。
・覚えることができた単語の数で脳年齢を判定します。
(注)
漢字で書かれた単語は、漢字で、
ひらがなで書かれた単語は、ひらがなで、
カタカナで書かれた単語は、カタカナで、
覚えて下さい。
準備するもの
・紙とペン
(テスト終了後に覚えている単語を紙に書いてもらうためです)
お疲れ様でした。
さあ、覚えている単語をすべて紙に書いてください。
いくつ覚えていますか?
(注)
漢字で書かれた単語は、漢字で、
ひらがなで書かれた単語は、ひらがなで、
カタカナで書かれた単語は、カタカナで、
書いて下さいね。
↑「>」をクリックしていくと、答え・脳年齢判定が表示されます。
記憶力、とくに、記憶の想起力(一度覚えたことを思い出すこと)が低下すると、「あれ?何だったかな?」とか「1つのことをすると、1つ忘れる」といった物忘れが多くなってきます。
記憶力は、インプット(覚えること)とアウトプット(思い出すこと)に分けられ、インプットは、海馬が主に担当し、アウトプットは、前頭葉と側頭葉が主に担当しています。
最新の認知症予防研究によれば、脳の様々な部位を鍛える方が認知症予防効果が高いそうです。
日頃から、前頭葉は勿論、海馬や側頭葉、頭頂葉といった脳全体を鍛えるように心がけましょう!
記憶力テスト その2
先ほどは、単語の記憶にチャレンジしていただきましたが、今度は、映像の記憶にチャレンジです。
表示されるイラストをよく見て、最後に出される質問に答えてくださいね。
記憶力テストその1ができた人も出来なかった人も、Let’s challenge!
中年期からの脳トレーニングが認知症予防に効果!
記憶力と前頭葉機能、2つの脳機能をチェックした結果は、いかがでしたか?
実年齢以上の結果で、落ち込んでいる方もおられるかも知れませんね。
でも、大丈夫!
落ち込む必要はありません。
脳は、適切な刺激を与えれば、活性化し、衰えた脳機能を回復させることができます。
最新の認知症予防研究によれば、50代の中年期から脳トレーニングを始めた人は、65歳以降に始めた人よりも、認知症予備軍である軽度認知障害になる危険性が50%も低いことが分かっています。
今や65歳以上の3人に1人は、認知症もしくは認知症予備軍です。
そして、2025年には、さらに状況は深刻化し、2人に1人は、認知症もしくは認知症予備軍になることが予測されています。
認知症とは無縁と思える若い年代からの脳トレーニングが、将来、認知症になることを防ぎます。
パズル制作会社が機械的に作った問題に医師の名前を著者や監修者として付けただけの脳トレ本ではなく、医師自らが問題を作り、高齢者だけでなく、50代の中年期や30代40代の若い方にも大人気の脳トレ本で、脳トレーニングに励んでみませんか?
「日本全国ご当地自慢脳トレブック」は、最近、テレビで頻繁に放送されている脳年齢が分かる記憶力テスト等を監修しているとよだクリック院長が効果を考えながら1問1問、手作り作成した脳トレ問題で、ただ脳トレ問題を解くだけでなく、日本1周旅行が味わえる旅をバーチャル体験する脳トレ本です。
毎日飽きずに楽しく取り組めて、「記憶力」「判断力」「注意力」「遂行力」など老化によって衰える脳機能を鍛える問題がそろっていますよ。
また、認知症予防やリハビリに効果のある回想法にも自然に取り組めてしまう優れものです。
「日本全国ご当地自慢脳トレブック」って、どんな本?掲載されている問題を解くと、どんな効果があるの?など詳しくは、【中高年に大人気!ご当地脳トレ問題にチャレンジ】を御覧ください。
関西ABCテレビの朝の情報番組「おはよう朝日です」の人気コーナー「おきたらんど」で、「日本全国ご当地自慢脳トレブック」が紹介されました!
まとめ
脳トレーニングをしている人ほど、脳機能の衰えは緩やかですし、若い年代から脳トレーニングを始めた人ほど、認知症になりにくいです。
脳年齢テストの結果が良かった人も、悪かった人も、脳全体を活性化させる脳トレーニングに励みましょう!
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