【アルツハイマー、脳血管性、レビー小体、ピック病】4大認知症の症状と経過

認知症

この記事では、4大認知症である「アルツハイマー病」「脳血管性認知症」「レビー小体認知症」「ピック病」の症状と経過について説明しています。また、家族が困る認知症の対処法も紹介しています。

物忘れなど今までと違う様子が家族にみられ、認知症では?と思った時の参考にして頂ければと思います。

*認知症と痴呆症は、同じです。
痴呆症は差別的なイメージがあるとして2004年に認知症に名称が変更されました。

認知症(痴呆症)とは?

認知症とは、脳の細胞が月日を重ねるごとに、破壊されていく進行性の病気です。

脳細胞が破壊されることによって、物忘れや言葉が出てこない、道に迷うなどの症状が出てきます。

原因については、まだ解明されていませんが、

  • 年を取るにつれて認知症を発症しやすくなる
  • 糖尿病では高血圧があると認知症に3倍~4倍なりやすい
  • 喫煙習慣やストレスがあると認知症になる危険性が増す

ことが分かっています。

認知症で見られる症状について知ろう!

認知症で起こってくる症状は、

1:脳細胞が死滅することで起こってくる症状(中核症状)

2:中核症状があることが原因で起こってくる症状(周辺症状)

の2つに分けることができます。

それぞれ、どんな症状なのか?年のせいによるものとの違いが分かるように説明していきます。

脳細胞が死滅していくことで起こる症状(中核症状)

1:物忘れ(記憶障害)

認知症で必ず起こる症状が物忘れです。

でも、物忘れって、年を取れば誰でも起こってきますよね。

認知症の物忘れと年のせいによる物忘れって、どこが違うのでしょうか?

皆さんは、昨日の晩御飯、何を食べたか覚えていますか?

はっきり覚えている人もいれば、あいまいにしか覚えてない人もおられますよね。

でも、晩御飯を食べたかどうか?わからない人はいませんよね。

これが認知症と年のせいによる物忘れの違いです。

認知症では、ご飯を食べたかどうかわからなくなる。
つまり、経験したことを忘れてしまうのか認知症の物忘れです。

対して、年のせいによる物忘れは、メニューが分からなくなる。
つまり、経験したことの細かい内容を忘れてしまうのが年のせいによる物忘れです。

また、認知症では、数分前など新しいことが記憶できず忘れてしまいますが、何十年も前のことは覚えています。

2:日付、時間、季節が分からなくなる(見当識障害)

認知症になると、今日が何月何日か?今何時ごろか?季節はいつか?といった自分が今過ごしている状況の把握ができなくなります。

ええ!ちょっと待って!

今日が何月何日かなんて聞かれてもカレンダーを見ないとわからないよ!
今何時かと言われても時計がないとわからないよ!とドキッとした方いませんか?

何月何日か正確にはわからなくても、5月とか10月とかは分かりますよね。
そして、カレンダーを見れば、今日が何月何日か答えることができますよね。

時間も同じですね。

正確な時間は分からなくても、朝とかお昼とかは分かりますよね。
で、時計を見れば、何時何分と答えることができますよね。

つまり、
カレンダーや時計をみても正確な日時を答えることができないのが認知症です。

対して、年のせいによるものは、カレンダーや時計をみれば正確な日時を答えることができます。

これが、認知症との違いです。

認知症では、夜を昼と間違えたり、夏なのに冬と間違えたりと、自分が置かれている状況のおおざっぱな把握(見当識)ができなくなりなります。

3:人の名前や物の名前が出てこない(失認・失語)

道端でバッタリ出会った人の名前が思い出せず、誰だった?と困ってしまった経験ありませんか?

年を取ると一度記憶したことを思い出すことができにくくなります。

このため、顔は分かるけど名前が出てこない!といったことが日常茶飯事に起こるようになります。

ですが、これは、認知症とは違います。
どこが違うのでしょうか?

認知症では、普段目にしているものの名前(例えば、冷蔵庫とかテレビとか電話とか)が出てこなくなります。

名前が出てこないので「あれ、これ、それ」が多くなります。

4:今までできていたことができなくなる(失行、実行機能障害)

たとえば、

  • テレビを見ようと思ってもテレビのスイッチの入れ方が分からない
  • カレーを作ろうと思うけど、何から手を付けていいのかわからない
  • 服を着ようとするけれども、どう着ていいのか分からない

など、今まで特に考えることもなくできていたことができなくなります。

物忘れなどの中核症状が原因で起こってくる症状(周辺症状、BPSD)

1:被害妄想、物盗られ妄想

被害妄想は、記憶があいまいになっていることが原因で起こる症状です。

認知症でよく起こる被害妄想として、

  • 財布をどこにしまったのか分からず、「財布がない。盗まれた」と訴える
  • ご飯を食べたかどうか分からず、「ご飯を食べてない。食べさせてくれない」と訴える

があります。

2:徘徊(はいかい)

自分が今いる状況が把握できない、記憶があいまいなこと等が原因で起こる症状です。

具体的には、

  • 自分の家にいるにもかかわらず、自分の家でないと感じてしまい自分の家に戻ろうと外に出てしまう。
  • トイレの場所が分からず、うろうろする。

などです。

3:暴言・暴力

自分の気持ちを上手く言葉で表現できないために起こる症状です。

イライラしやすくなったり、怒りっぽくなります。

ひどい場合は、家族など介護する人に対して暴言を吐いたり、暴力をふるったりします。

4:介護拒否、受診拒否

自分が病気であることを理解できないために起こる症状です。

一人でできないにも関わらず、介護されることを嫌がります。(介護拒否)

家族が様子がおかしいと感じて病院へ行くことを誘っても拒否します。(受診拒否)

5:おしっこやうんちを漏らす(尿・便失禁)

原因として、2つの事が考えられます。

1:トイレの場所が分からず、間に合わずに漏らしてしまう。

2:ズボンやパンツを下すことができず、漏らしてしまう。

この他、玄関をトイレと間違えてしてしまうこともあります。

6:夜、寝ずに起きている(昼夜逆転、不眠)

今が朝なのか夜なのか分からないために起こります。

認知症が進行すると、日中に寝ていることが多くなってきます。
このため睡眠のリズムが乱れて昼夜逆転が起こります。

7:食事をとらない(拒食)食べ物以外のものを口に入れる(異食)

拒食は、物事に対して意欲がわかず無関心となるために起こります。

異食は、食べることができるものか?食べることができないものか?の認識ができないために起こります。

8:うつ症状、不安症状

認知症では、急に全ての記憶を失うわけではありません。

ですので、記憶が失われていき、自分のことも家族のことも忘れていくことに対して不安が起こってきます。

不安が強くなると、うつ症状を引き起こしてしまうこともあります。

認知症には種類がある!

認知症の症状について説明してきましたが、一口に認知症と言ってもいくつか種類があり、それぞれに特徴的な症状があります。

ここでは、認知症の種類と特徴的な症状について説明していきます。

アルツハイマー型認知症

アミロイドβと呼ばれる脳のゴミが溜まり、脳細胞を死滅させることで発症するといわれています。

ただ、なぜゴミが大量にたまるのか等、詳しい原因は分かっていません。

アルツハイマー病の特徴的な症状としては、

  • 自分が経験した事そのものを忘れてしまう
    例:食事したことを忘れる、買い物に行ったことを忘れる。
  • 言葉が出でこない
    例:冷蔵庫、テレビなどの物の名称が出てこない
  • 奥行、位置関係を把握できない。
    例:正方形など平面的な図形は描くことができても、立方体など立体図形を描くことはできない。
    例:車の車庫入れがうまくできない。

脳血管性認知症

脳の血管が破れる脳出血や脳の血管が詰まる脳梗塞などが原因で起こります。

脳出血や脳梗塞が起こると、脳細胞への血流が滞るため、酸素や栄養分が脳細胞に届かず、細胞が死んでしまいます。

脳血管性認知症の特徴的な症状としては、

  • まだら痴呆:日によって、もしくは、時間帯によって症状が違う
  • 物忘れ症状は軽い
  • 物事の段取りがスムーズにできず、時間がかかる
  • 認知症症状以外に、手足のマヒや言語障害など他の後遺症がある
  • すぐに泣いたり、起こったりと感情の起伏が激しくなる

脳血管性認知症の症状の経過

◎脳出血または脳梗塞の発作が起こるたびに認知機能が階段状に低下していきます。

◎発作が起こらなければ、リハビリにより認知機能は改善していきます。

レビー小体型認知症

脳に異常なたんぱく質(レビー小体)が溜まることが原因です。

脳にたまった異常なたんぱく質(レビー小体)によって脳細胞が死滅し、認知症を発症します。

レビー小体型認知症の特徴的な症状としては、

  • 時間や日によって症状が変化します
    例:午前中は、理解もよく会話ができたが、午後になると話が全く理解できない様子でボーとしている
  • いないはずの人の姿がみえます(幻覚)
  • 表情が硬い、体が動きにくい、手が震えるなどのパーキンソン病で起こる症状がみられます

レビー小体型認知症の症状の経過

初期
・幻覚
・自律神経症状(立ちくらみ、便秘など)
・パーキンソン症状(手が震える、小刻み歩行など)
・うつ症状
・レム睡眠行動異常(睡眠中に大声を上げるなど)

中期以降
・認知機能低下による物忘れや理解力の低下がみられてきます。

・徐々に認知機能も身体機能も低下し、最終的には寝たきり状態となります。

前頭側頭型認知症(ピック病)

原因は不明です。
脳の前頭葉と側頭葉の細胞が死滅していきます。

ピック病の特徴的な症状としては、

  • 今までとは全く逆の性格になります
    例:穏やかであった人が急に怒りっぽくなった。派手で行動的であった人が急に家に閉じこもるようになった
  • 社会のルールを守ることができない
    例:万引きをする、信号無視など自分勝手な行動をする
  • 同じ行動を繰り返す
    例:同じ道をぐるぐる歩き続ける、言った言葉を真似て返事する
  • 食欲が増したり、食べるスピードが速くなる
ピック病の症状の経過

初期
・性格の変化が起こる
・万引き、信号無視、平気でウソをつくなど、反社会的な行動や自分勝手な行動がみられる

中期
・同じ言葉を繰り返し言い続ける
・言葉が出てこなくなる(失語)

後期
・筋肉が強ばり、体が思うように動かなくなる
・理性がなくなる

若年性認知症

65歳未満で発症した認知症を言います。

50代が発症のピークですが、30代や40代で発症するケースもあります。

症状は、65歳以上で発症する認知症と同じです。

軽度認知障害

認知症の前段階。認知症予備軍とも呼ばれます。

放置することで、1年後には1割の人が、5年後には4割の人が認知症になると言われています。

年のせいとは言い難い物忘れがあるのが特徴です。
例:同じものを繰り返し購入する、数分前のことが思い出せない

認知症ではないため、物忘れ以外の認知症症状はありません。

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こんな時どうする?症状別対処法10

認知症は、本人に自覚がないのが特徴です。

ですので、病院を受診するのも嫌がりますし、火の消し忘れなど生活の中での危険性も起こってきます。

家族が認知症になった時、どう対応したらよいのか?
症状ごとに、例をあげながら説明していきます。

1:病院に行きたがらない

認知症では、本人に病気であるという自覚がないことがほとんどです。

ですので、家族が認知症かもと気づいて病院へ連れて行こうとしても、本人は「自分は何ともない。普通だ」と言い張り、病院に行くことを拒否します。

こうした場合は、まずは、かりつけ医を健康診断目的で受診しようと誘うのが一番です。

年を取ってくれば、誰しもが、腰が痛いとか足が痛いとか、血圧が高くなるなど、何らかの体の不調が起こってきます。

忘れは自覚できなくても、体の不調は自覚していることが多いです。

本人が自覚している体の不調や健康診断を目的に病院に行こうと誘うと上手くいきやすいです。

何も体の不調がない場合は、家族が健康診断を受けるついでに、一緒に受けないか?と誘ってみましょう。

健康診断として病院を受診する場合の注意事項

1:事前に家族がかかりつけ医を受診し、本人の日頃の様子を話しておく

2:体の健康診断と合わせて、認知症のチェックもしてほしいことを伝えておく

2:火の消し忘れ

認知症であれば、必ず起こるのが物忘れです。

そして、火の消し忘れは、火事につながるので最も注意しなければいけないことです。

そこで、まずは、火の消し忘れが火事につながる器具はないか家の中をチェックしてみましょう。

火事につながる危険性の高い器具

◎ガスコンロ

◎ストーブ(石油ストーブ、電気ストーブ、ハロゲンヒーターなど)

◎一定時間もしくは高温になると自動で電源が切れる安全装置がついていない暖房器具

消し忘れによる家事を未然に防ぐために、安全性の高いもの買い替えておくことを検討してみましょう。

また、器具の買い替えが困難な場合は、カーテンや布団などを引火しにくい素材を使用した防火製品に変えておくことも1つの手です。

安全性の高いもの

◎IHコンロ

◎こたつ(安全装置のついたもの)

◎セラミックヒーター

◎オイルヒーター

◎エアコン

3:外に出ていく徘徊への対策

勝手に一人で外に出ていってしまう徘徊。

本人にとっては目的があって行っている行為ですが、家族にとっては、とっても困る行為ですよね。

徘徊は、不安や落ち着かない気持ちが原因で起こります。

徘徊対策として、落ち着いて過ごすことができる部屋づくりを行ってみましょう。

◎思い出の写真を飾る

◎手の届くところにアルバムを置く

◎アロマを使う
ラベンダーの香りには気持ちを落ち着かせ、徘徊を抑える効果があります

おすすめのアロマはブレンドエッセンシャルオイル(昼用 夜用)、アロマストーンセットです。

また、外に出ていったことがすぐにわかるお知らせシステムを設置しておくのも良いです。

4:家の中をウロウロする徘徊

家の中をウロウロする徘徊は、外に出ていく徘徊と同じで、落ち着かない、不安な気持ちの表れとして起こることがあります。

が、それ以外に、部屋やトイレなど、自分が行きたい場所が分からないこと(場所の見当識障害)が原因で起こることもあります。

家の中をウロウロしているのを見かけたら、まずは、「どうした?」と声をかけて、どちらの理由でウロウロしているのか聞いてみましょう。

トイレや戻る部屋が分からずにウロウロしている場合

部屋からトイレ、トイレから部屋への行き方が見た目で分かる工夫をしてみましょう!

例:いつも過ごす部屋からトイレまでの道のりに色のついたテープを張る

 
レビー小体型認知症を除けば、視覚情報を処理する後頭葉の機能は比較的保たれていることが多いです。

ですので、視覚的にわかるようにすることで、場所が分からずにウロウロすることを改善することができます。

5:何度も同じことを繰り返し聞いてくる

何度も同じことを聞かれると、ついイライラして、怒ってしまったり、ぶっきらぼうな返答をしてしまいますよね。

ですが、怒ったり、ぶっきらぼうな対応をしてしまうと、後々介護拒否や被害妄想などにつながったりします。

なぜかというと、
怒られたり、ぶっきらぼうな対応をされると、嫌な感じを受けますよね。

認知症は、何でもすぐに忘れてしまうのですが、「楽しかった」とか「嫌だった」といった感情は残ります。

ですので、嫌悪感を与えてしまうと、本人の記憶の中に「あの人は嫌なことをする」とインプットされます。
「あの人は嫌なことをする人」となれば、もう、言うことなんて聞きいてくれません。

認知症では、聞いた内容だけでなく、聞いたこと自体も忘れています。

聞かれる方は、何度も聞いたことですが、本人にとっては、初めて聞くことなのです。

初めて聞かれたことと思って対応しつつ、「テレビでも見ましょうよ!」など他のことに意識を向けるようにしてみましょう。

6:妄想

認知症でよく起こる妄想にものとられ妄想があります。

自分でしまった場所を忘れてしまったために起こります。

真実ではないとわかっていても否定すると、余計に妄想がひどくなるだけです。

対応の仕方
1:大切なものがなくなって不安定になっている気持ちを落ちつかせます。
例:お茶を飲んで休んでから、もう一度探してみよう!と提案しましょう。

2:気持ちが落ちてきたら、一緒に探します。
この時、必ず、本人に見つけさせるようにするのがポイントです。

7:食べたのに食べてないと言う

認知症では、自分が行った行為全てを忘れてしまいます。(エピソード記憶の物忘れ)
つまり、食事をしたことを覚えていません。

このため、食事をしたにもかかわらず、食べてないと言います。

「さっき食べたでしょ!」と、ついつい言ってしまいますよね。
でも、この言葉は、絶対に言ってはいけない禁句です。

対処法1
1回の食事量をあらかじめ減らしておきましょう!

その上で、「食べてない」と言われたら、「遅くなって、ごめんね」と謝りながら、食事を取らせましょう!

こうすることで、食事回数が増えても、食べ過ぎを防ぐことができます。

対処法2
食事したことは忘れても、「楽しい」とか「嫌」といった感情は、残りやすいです。
そして、感情と結びつけることで、記憶が残りやすくなります。

一人で先に食事をとってもらうではなく、家族一緒に、おしゃべりしながら楽しく食事をするようにしてみましょう!

8:夕方になると家に帰ると言い出す(夕暮れ症候群)

夕方、暗くなってくると、不安が強まります。
そして、自分の家にいるにもかかわらず、家に帰ると言い出します。

これが夕暮れ症候群です。

対処法1
「ここが家でしょ」などと否定せず、もうすぐご飯ができるから食べてから帰ろうと提案してみましょう。

ご飯を食べることで気持ちが紛れ、落ち着きます。
 
対処法2
どうしても帰る!と騒ぐ場合は、じゃあ、帰ろうか?と話をあわせます。

そして、一緒に出かけ、近くを散歩して家に帰ります。

自分の思うようにしてくれたことで、気持ちが落ち着き、家に帰っても騒がなくなります。

9:なかなか夜眠れない

夜眠れない原因として、日中の過ごし方が関係しています。

認知症になると、本人から進んで何かをすることが減ります。

このため、日中、何もせずに過ごしたり、寝て過ごしたりする時間が多くなってきます。

日中の活動量が減ると、体も脳も休む必要がないと判断してしまうため、夜眠りにくくなります。

本人が楽しんで取り組めることを生活の中に取り入れて、日中と夜のメリハリをつけることが夜の睡眠を促す秘訣です。

認知症といっても、一度に全ての脳機能が低下するわけではありません。

「言葉は、出てこない」けど「色や形は分かる」という具合に、あまり低下していない脳機能もあります。

つまり、認知症になっても、出来ることが必ずあります。
例えば、色や形が分かるのであれば、間違い探しや図形パズルができるかもしれません。

低下していない脳機能は何か?という視点で、取り組めることを探してみましょう!

また、認知症が進行してくると、体内時計が狂い、夜、眠れなくなってしまうことがあります。
主治医の先生に相談して睡眠薬を処方してもらっても良いです。

ただ、睡眠薬は、認知症の症状を進行させたり、昼間も睡眠薬の効果が持続して、ボーとしてしまうことが起こることがあります。

10:暴言、暴力

思うようにできないイライラや感情がコントロールできないことが原因で起こります。

認知症の暴言、暴力に対しては、漢方薬の1つである抑肝散が効果的
と言われています。
主治医の先生に相談して処方してもらうのも1つの手です。

まとめ

認知症は、進行性の病気です。
日を追うごとに、様々な症状が起こってきますし、症状も酷くなっていきます。
このため、家族が疲労困憊になってしまうことも多いです。
家族の方の負担が減るように、各自治体では、様々な支援制度を設けています。
お住まいの地域の役場(高齢者福祉の担当課)や包括支援センター等を訪れ、どのような支援を受けることができるのか聞いてみましょう!

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