とよだクリニック認知症予防センターは、15年前から認知症予防のための脳トレ本の制作や脳トレパズルの開発を行ってきました。
今回は、最近、テレビで頻繁に放送されている脳年齢が分かる記憶力テスト等を監修されている当センター院長が問題制作した脳トレ本のうち、全国書店でも発売中のオススメの脳トレ本3冊を紹介いたします。
*ここで紹介する脳トレ本は、パズル制作会社が機械的に作った脳トレ問題に医師の名前を著者や監修として付けただけの他の脳トレ本ではなく、院長が、1問1問、効果を考えながら手作り作成した問題を集めた脳トレ本です。
中高年に大人気の脳トレ本!
本屋さんに行くと、沢山の脳トレ本が並んでいますよね。
どれも同じような感じで、どれが良いか分からない!と思ったことはありませんか?
今回紹介する脳トレ本は、とよだクリニックの院長が制作し、どれも中高年の方に大人気の脳トレ本です。
なぜ人気か?
それは、3冊とも、脳トレ本でありながら、旅を満喫できる仕掛けが施されいる「旅をバーチャル体験する脳トレ本」で、食べた事のある、知っている名物や行った事のある場所が登場するなどし、問題を解くだけではない、旅する脳トレならではの楽しみがあるからです。
もちろん、効果もバッチリ!
認知症予防の専門家としての知識を活かし、脳全体が効率よく活性化できるように工夫されています。
また、難易度の違う問題をランダムに配置して、脳が常に刺激されるよう工夫されていたり、年齢とともに衰える脳機能をピンポイントに鍛える問題を多くするなど、認知症に精通した医師が問題作成しただけあって、他の脳トレ本とは一味違う脳トレ本です。
軽度認知障害の症状が改善したケースもあります。
※同じ難易度の問題が続くと、脳が慣れて、刺激されにくくなります。
旅する脳トレ本が脳を最大限に活性化させる秘密
子供のころも大人になっても、旅行に行くとなるとワクワクしませんか?
そして、旅先で体験したことは思い出として深く脳裏に刻まれていませんか?
特に、楽しかった!ワクワクした!ということは、強烈に記憶に残っていませんか?
それは、楽しかった!感情が脳の偏桃体を刺激するからです。
偏桃体なんて聞いたことない名前が出てきましたね。
それでは、ちょっとここで、偏桃体の働きについて、簡単に説明しますね。
偏桃体とは、脳の側頭葉の奥、記憶を司る海馬のすぐ近くあります。
喜怒哀楽の感情を司っているのが偏桃体です。
ですが、偏桃体の働きは、感情だけではありません。
偏桃体は、快楽感情(楽しい!ワクワクする!懐かしい!気持ちいい!など)によって刺激されると、前頭葉と海馬を活性化させます。
つまり、楽しかった!ワクワクした!という経験が記憶に残りやすいのは、プラスの感情によって刺激された偏桃体が記憶力に関係している前頭葉と海馬を活性化しているからなのです。
実際に、旅行と認知機能を調査した研究報告によると、旅行は、認知機能の低下を抑制し、認知症予防効果や進行抑制効果が期待できるとしています。
旅行と脳活性化トレーニングを掛け合わせた「旅する脳トレ」は、最強の脳トレ本かも知れませんね。
認知症予防にオススメの脳トレ本
旅行は、前頭葉と海馬を活性化させるので、認知症予防にとっても効果的です。
ですが、年を取ってくると、足腰が痛かったり、体調不良などで、なかなか旅行に出る機会が減ってきます。
そこで、院長が考えたのが、自宅にいても旅行できないか?ということです。
そして、試行錯誤の上、作り上げたのが「脳トレで旅する東海道」「脳トレで旅する中山道」「日本全国ご当地自慢脳トレブック」の3冊です。
◎こんな方にオススメ!
- すぐ忘れるようになった等、最近、物忘れが増えてきた
- 言葉が出てこず、「あれ、これ、それ」が多くなった
- 同時に2つ以上の事をしようとすると、ミスするようになった
- うっかりミス、不注意ミスが増えてきた
- 人の名前など、なかなか思い出せなくなった
- 車の運転が下手になった
- 道を間違えたり、迷ってしまうことがある
など。
実際に、この3冊を認知症予備軍と呼ばれる軽度認知障害(MCI)の方に取り組んでみてもらったところ、症状の改善が見られています。
おすすめ脳トレ本①:日本全国ご当地自慢脳トレブック
日本全国ご当地自慢脳トレブックは、2018年11月に発売された院長の最新作です。
北は北海道から南は沖縄まで、47都道府県の自慢の名物や観光地が間違い探しや迷路、穴あきしりとりや図形パズル、ことば探しなど多種多様な脳をきたえる問題となって登場!
日本1周旅行が味わえる脳トレ本です。
ただ単に脳トレ問題を解くだけでなく、郷里の懐かしい食べ物や旅行で訪れた思い出の地に出会うことができる懐かしくて楽しい気持ちにさせる回想法手法を取り入れた脳トレ本です。
※回想法とは
イラストや写真を見て、昔懐かしい思いに浸ることで脳を活性化させる方法。
認知予防や認知症改善に効果的とされ、病院や老人施設で取り入れられている手法です。
また、「記憶力」「判断力」「注意力」「遂行力」など年齢とともに衰える脳機能を鍛え、前頭葉は勿論、脳全体を活性化するように作られています。
「日本全国ご当地自慢脳トレブック」の問題を解くと、どんな効果があるのか、具体的な効果については、【中高年に大人気!ご当地脳トレ問題にチャレンジ】を御覧ください。
[surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/chihou-yobou.jpg” name=”カメさん” type=”l big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]47都道府県が全部載っているの?[/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/zou.png” name=”ぞうさん” type=”r big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]そうだよ。
47都道府県ごとにページが作られているよ。
そして、その地を代表する名物や観光地が迷路や間違い探しなどの問題になっているんだよ![/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/chihou-yobou.jpg” name=”カメさん” type=”l big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]僕の出身地は、どんな問題なのかなあ?[/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/zou.png” name=”ぞうさん” type=”r big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”] ワクワクしてくるよね。
郷里の懐かしい食べ物や旅行で訪れた思い出の地に出会うことで、自然に、記憶を蘇られせてしまう記憶力向上効果もあるんだよ[/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/chihou-yobou.jpg” name=”カメさん” type=”l big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]へぇ!楽しそうで、効果もバッチリ!なんだね。[/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/zou.png” name=”ぞうさん” type=”r big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]うん。
認知症予防の本となっているけど、お年寄りだけでなく、若い人も楽しめるよ!
[/surfing_voice]
日本全国ご当地自慢脳トレブックは、47都道府県の名物や観光地が平等に2ページずつ、脳トレ問題となって紹介されている脳トレ本です。
脳トレ本のサイズも、他の2作品と違って、B5版(普通のノートの大きさ)と大きくなりました。
しかも、サイズが大きくなっても、全ページカラーです!
問題の種類も豊富で、前頭葉だけでなく、脳全体を活性化させます。
また、易しい問題と難しい問題が絶妙に配置されていて、飽きさせません。
写真やイラストが沢山載っているので、見ているだけでもワクワクしてきます。
「ここ行ってみたい!」「これ食べてみたい!」「あ!これ行ったことがある!食べたことがある!」と、海馬や前頭葉など脳を活性化させる働きを持つ偏桃体が強烈に刺激される1冊です。
そして、郷里の食べ物や旅行で訪れた地など、懐かしい思い出に浸ることができるのも魅力です。
関西ABCテレビの朝の情報番組「おはよう朝日です」の人気コーナー「おきたらんど」で、「日本全国ご当地自慢脳トレブック」が紹介されました!
実際の本を見てみよう!
本の取次店が運営しているサイト「e-hon」で、日本全国ご当地自慢脳トレブックの実物を数ページに渡って見ることができます。
日本全国ご当地自慢脳トレブックは、共同通信社でも取り上げられました。
おすすめ脳トレ本②:脳トレで旅する東海道
江戸日本橋を出発、東海道を東から西へ、京三条大橋を目指す旅を疑似体験できる脳トレ本です。
[surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/chihou-yobou.jpg” name=”カメさん” type=”l big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]ねえ、ねえ。どんな内容の脳トレ本か教えてよ。[/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/zou.png” name=”ぞうさん” type=”r big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]東海道53次って知ってる?[/surfing_voice][surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/chihou-yobou.jpg” name=”カメさん” type=”l big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]知ってるよ!江戸時代の浮世絵でしょ![/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/zou.png” name=”ぞうさん” type=”r big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]そうそう!よく知っているね。「脳トレで旅する東海道」は、東海道の53の宿場町をしりとりで結びながら、旅していくんだよ。
しかも、53の宿場町では、江戸時代の宿場町の名物や宿場の様子に関係した間違い探しや迷路などの脳トレ問題が用意されているんだ。[/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/chihou-yobou.jpg” name=”カメさん” type=”l big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]江戸時代にタイムスリップしての旅かあ!面白そうだね。[/surfing_voice]
脳トレで旅する東海道の主軸をなすのは、宿場同士をつないでいく3種類の「しりとり」です。
子供のころ、お友達同士や家族で、しりとりゲームをしましたよね。
なんだか懐かしいですね。
しりとりは、ご存知のように、前の人が言った単語の最後の文字で始まる単語を次の人が言っていく言葉遊びです。
一見、単純な言葉遊びに思えますが、違います。
しりとりは、
前の人が言った単語の最後の文字は何か判断する(判断力)
最後の文字で始まる単語を自分が知っている単語、つまり、知識の中から選び出して言う(記憶の想起)
すでに出た単語を覚えておく(記憶)
という具合に、脳、特に前頭葉がしっかり刺激され、活性化されます。
つまり、しりとりには、前頭葉を鍛える効果があるのです!
おすすめ脳トレ本③:脳トレで旅する中山道
脳トレ東海道の続編。
京三条大橋を出発、中山道を西から東へ、江戸日本橋を目指す旅を疑似体験できる脳トレ本です。
中山道では、旅の案内人として、しげさん、とよさんの仲良し老夫婦が登場します。
しげさん、とよさんの会話が、中山道の旅をより一層盛り上げ、まさに中山道を旅しているような感覚に陥ります。
[surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/chihou-yobou.jpg” name=”カメさん” type=”l big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]どんな問題があるの?[/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/zou.png” name=”ぞうさん” type=”r big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]間違い探しや迷路は勿論だけど、折り紙やかがみ文字、思い出しテストやオセロやパズルなど、色々な問題が江戸時代の中山道の様子に合わせて用意されているよ。[/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/chihou-yobou.jpg” name=”カメさん” type=”l big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]問題を解いていきながら、中山道を旅するの?[/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/zou.png” name=”ぞうさん” type=”r big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]そうだよ。問題自体が中山道の旅ルートになっているんだよ![/surfing_voice] [surfing_voice icon=”https://www.toyoda-clinic.info/wp-content/uploads/2019/01/chihou-yobou.jpg” name=”カメさん” type=”l big” bg_color=”#00FF7F” font_color=”#000000″ border_color=”eee”]へぇ~、凝っているなあ!お医者さんが作ったなんて思えないね。[/surfing_voice]脳トレ中山道の特徴は、なっといっても、脳トレ問題の種類の多さです。
脳トレ本の定番である間違い探しや迷路、クロスワードや計算問題だけでなく、オセロやすごろく、折り紙まであります。
脳トレ問題は、問題によって、鍛えられる脳の部位が違います。
例えば、
計算問題
例えば、「15+21=」といった問題ですね。
計算問題では、主に「数字の計算」を担当している側頭葉が鍛えられます。
間違い探し
間違い探しは、2枚のイラストや写真を見比べながら、違う部分を探す問題ですね。
間違い探しでは、主に「色や形の認識」を担当する頭頂葉が鍛えられます。
迷路
迷路は、スタートからゴールまでの道のりを見つける問題ですね。
迷路では、主に「計画的行動」を担当する前頭葉前頭前野が鍛えられます。
このように、脳トレ問題の種類によって、主に使われる脳機能が違います。
つまり、問題を解く時に、活性化される脳の場所も違ってきます。
ですので、脳全体を活性化させるためには、鍛えるためには、色々な種類の脳トレ問題を解く必要があるんですよ!
それを意識して作られたのが、脳トレで旅する中山道です。
まとめ
普通、脳トレ本の問題は、著者ではなく、問題制作業者が作成しています。
ですが、今回紹介した脳トレ本3冊は、どれも、とよだクリニック認知症予防センター院長が1問1問手作りしたものです。
ですので、「認知症予防に効果的な脳トレーニング方法の紹介と効果の説明」に書かれている脳トレ本で認知症予防効果を出すポイントを押さえて作られています。
認知症を予防するために脳トレーニングに取り組んでみよう!と思った方は、ぜひ、チャレンジしてみて下さい。
合わせ読みたい!「前頭葉を鍛えるだけでは認知症は予防できない!」
また、3冊の脳トレ本について、さらに詳しく知りたい方は、各脳トレ本のページをご覧下さい。
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